東京鷹巣会

 

東京小猿部会
(とうきょうおさるべかい

七日市地区紹介

 北秋田市中部、小猿部(おさるべ)川上流域にあたる。
西で「米内沢・浦田・桂瀬」、南で「小又・根森田・森吉」、
北で「中屋敷・小森および大館市比内町小坪沢・比内町白沢水沢」、
東で「比内町谷地中・比内町中野・比内町大葛」と隣接する。区域の大部分を山地が占める。
西部を国道105(阿仁街道)が縦貫し、東西を横断する秋田県道111号桂瀬笹館線から
秋田県道198号揚の下岩脇線が北へ分岐する。
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の集落(横淵、根木屋敷、本郷、吉野、岩脇、妹尾館、中畑、大畑、品類、門ヶ沢、深沢、
 
     葛黒、吉ヶ沢、下舟木、上舟木、与助岱、三ノ渡、黒森、松沢、明利又)で構成され、
地域を流れる小猿部川と品類川沿いに広範囲に集落が点在する。

北流する小猿部川の中流域に位置し、阿仁街道が縦断する。
小猿部川沿いに支郷赤利又 (現明利又)達する街道が延びる。
天正19年の出羽国秋田郡知行目録写 (秋田家文書)
「参百拾壱石壱斗三合 松根村 七日市村」とあるが、それ以前は戦国期を通じ浅利氏領であった。
館神八幡をもつ妹尾館跡が現存する。妹尾太郎が居城したが、
天正年中、東配下の米内沢城主加成右馬頭に倒されたという。
秋田・浅利両氏の対立から文禄初年頃秋田実季の侵害をうけ、
慶長2(1597)の浅利頼平領内村数覚書 (秋田家文書)には「家まへハ一三、いまハ三」とある。
慶長6年の秋田実季侍分限 (秋田家文書)のうち比内庄御代官所御知行方に、
七日市村一三六石八斗は秋田実季の蔵入に指定されている。

【市指定文化財 長岐邸】

 長岐家は、江戸時代初期より代々七日市村の肝煎(現在の村長)を務め、農村の興隆に尽くした
家柄です。
現在の長岐邸は、東側に築山、西側に黒板塀を配置し、北側には玉石を敷き並べた池を
中心とした庭園がもうけられています。
現存する長岐邸建物には、屋根裏から発見された破魔矢板形
の棟札や、束柱の梁仕口穴の墨書から文政
13年(1830年)に新築されたことがわかっています。
 
長岐邸の外観は佐竹本陣としての表構えが強調されています。街道に面した西面は、整然と区切ら
れた化粧梁、化粧束、棟木下の雲形の木鼻などが特徴的です。また、屋根には現在の亜鉛鉄板葺きに
葺き帰る前は、杉板葺き石置き屋根であり、当時の秋田藩の家作禁令を超えるものでした。

建物内部の北西側の格式の高い書院座敷、釘隠しなどの意匠は、農家建築では見られないものです。
 このように長岐邸は、秋田藩の本陣を務めた肝煎屋敷の様相を現代に伝える県内でも数少ない貴重
な建造物です。

【龍泉寺】

 曹洞宗の寺で荘厳な竜の彫刻が本堂に飾られ、参拝者を出迎えている。
本堂は20065月に焼失し、200811月に建て直された。焼失前の本堂の入り口には竜の彫り物が
施されており、新たに彫られた力強い竜は再建のシンボルとなっている。
目を見開いた竜の表情や玉を持つ手、躍動感のある胴体など細かな造形にこだわり、 柱やに巻き
付くようにうねる全長約
13メートルの竜が表現されている。
 龍泉寺には、地元の竜ヶ森からの地下水がわき出る池があり、竜は象徴的な存在。
「仏教の守護神・竜王が欄間から飛び出して暴れるような威厳のある姿となっている。
 葛黒火まつりかまくら】

 江戸時代から始まった「奇祭」を行う集落があります。大館能代空港から南東へ車で約15分の距離
に位置し、小猿部川(おさるべがわ)が流れる山間の葛黒(くぞぐろ)集落です。毎年
2月に行われ
る「火まつりかまくら」は、山から切り出した木を御神木に据え、稲わらなどを巻きつけて火を付け
て一年の無病息災、五穀豊穣(ほうじょう)、無火災を祈るものです。
「かまくら」と言うと、雪で作った家のような雪洞を思い浮かべるが、この言葉は本来、小正月に
行われる行事全般のことを指します。雪洞も行事の一部であり、神様をお迎えする場所
「神座(かみくら)」から転じて「かまくら」という言葉になったという説があります。
 葛黒の火まつりかまくらは、田んぼの真ん中に御神木を据え、それを正面に見据える形で大きな雪
洞を作ります。そして、その周りに各家々の雪洞を作る。
祭り当日の午前、住民たちは御神木となる栗の木を見定め、山から切り出して運びます。栗の木が選
ばれている理由は、比較的軽くて枝ぶりが良く、また枝が飾り付けの重さでも折れないためで
10メー
トル以上のものを御神木として選びます。このサイズの、しかも生木を使用するかまくら行事は、
国内では他に類をみません。
 会場に運び込まれた木は、稲わらやササやタケ、ヒバの皮、ウツギなどで飾り付けられます。
飾り付けは形をよく見せ、燃える時にパチパチとはぜさせて音を出すためのものです。音を出すのは
魔除けの意味を持ちます。
飾り付けた後の御神木は重機も使いながら慎重に立ち上げますが、約3トンもの重さのため、一番大
変な作業です。

 日が暮れると松明(たいまつ)で御神木の根本にある稲わらに火をつけ、ほどなく巨大な火柱が
立ち上がります。ここで子どもたちが叫ぶのが、「おーい、かまくらのごんごろう!」という掛け声
です。この「人名を叫ぶ」というのも火まつりかまくらが奇祭である由縁です。



 東京小猿部会 役員一同
会 長 鈴木薫 幹 事 池上朝子
副会長 大川奕也 幹 事 森明美
副会長 千葉洋一 幹 事 小原由美子
幹事長 藤本和人 幹 事 畠山福太郎
副幹事長 堀部光男 会 計 堀部光男
幹 事 長岐隆治 会 計 三上チサ
幹 事 堀部富雄 会計監査 鈴木マサ子